「ミュージックエディション」と銘打たれた新しいロイヤルオーク オフショア。
イコライザー(EQ。音響機器の一種)の波長ディスプレイをモチーフにした文字盤が、なんとも心沸き立たせる風合いではないでしょうか。オフショアの大胆な外観とも、よくマッチしているように思います。
そもそもロイヤルオーク オフショアがどのような腕時計かと言うと、1993年にオーデマピゲのコレクションに加わったスポーティー・ラインです。コレクション名からもわかるように、オーデマピゲのフラグシップ・ロイヤルオークのコンセプトを踏襲しつつ、独自路線を突き進むのがオフショアと言えます。
冒頭でも述べた通り、ロイヤルオークは1972年に誕生しました。そして現在、一世を風靡しているラグジュアリー・スポーツウォッチのパイオニア的存在としても知られています。
ラグジュアリー・スポーツウォッチ、通称ラグスポは決まった定義はありませんが、基本的にはオーデマピゲのようなハイメゾンがラインナップするスポーツウォッチとなります。
オーデマピゲ コピーロイヤルオークオフショアクロノ 44mm ブティック限定 26405NR.OO.A002CA.01
型番 26405NR.OO.A002CA.01
機械 自動巻き
材質名 セラミック・ピンクゴールド
ブレス・ストラップ ストラップ
タイプ メンズ
カラー グレー
文字盤特徴 アラビア
外装特徴 シースルーバック
ケースサイズ 44.0mm
機能 クロノグラフ
デイト表示
付属品【詳細】 内箱
外箱
ギャランティー
ケース径44mmで、堂々とその存在感を主張する【ロイヤルオーク・オフショアクロノグラフ】。
ロイヤルオークシリーズの特徴でもある「メガ・タペストリー」模様のダイアルはそのままに、プッシュボタンガードを大きく再設計した為に前モデルよりも力強いルックスへと変貌を果たしました。
こちらはケースの素材に耐傷性・耐久性に優れたブラックセラミックと、高級感が漂うピンクゴールドを採用したブティック限定モデルとなります。
ムーブメントには両方向巻き上げ式、50時間パワーリザーブの自社開発キャリバー3126/3840を搭載。
今でこそパテックフィリップ ノーチラスやヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ、あるいはランゲ&ゾーネのオデュッセウスなどといったように、ハイメゾンがスポーツウォッチを手掛けることは珍しくありません。しかしながらロイヤルオークが誕生した1970年代というのは、高級時計と言えば貴金属を用いたドレスウォッチが主流でした。
そんな中オーデマピゲほどの老舗メゾンがステンレススティール製の高級スポーツウォッチをリリースしたことは、当時としては非常に衝撃的であったと推測されます。しかもこのロイヤルオークは、31mm~35mm程度のラウンド小径ケースが主流であった時代において、直径39mm&オクタゴンフォルムが基調となった、インパクト絶大の一本でした。
一方でハイメゾンらしく薄型ケースに収まっており、スーツの袖口から邪魔しないエレガンスをも持ち合わせるのが、ロイヤルオーク、ひいてはラグスポのもう一つの特徴です。
ロイヤルオーク以降、これに追随するラグスポが続々発表されたことからも、時計業界に与えた衝撃と影響の大きさがわかりますね。なお、ロイヤルオークは現在に至ってはメーカーの供給や市場での流通量をはるかに上回る需要が世界的で高まっており、これに伴い実勢相場が急騰していることは、時計業界以外のメディアでも騒がれるようになってきました。
さて、そんな伝説的ラグスポの派生として1993年にリリースされた「ロイヤルオーク オフショア」。
ロイヤルオークのフォルムを踏襲したオクタゴンケースやベゼルを有しつつも、肉厚ケースに各パーツがボリューミーな設計となっており、「男性的」「パワフル」などといった形容が似合う一大コレクションです。
またステンレススティールや貴金属以外の素材を積極的に取り入れており、セラミックパーツやラバーストラップが、ロイヤルオークにはないスポーティーなテイストを加味することとなりました。
そんなロイヤルオーク オフショアだからこそ、遊び心溢れる「ミュージックエディション」がよく映えます!
前述の通り文字盤がイコライザーをイメージしたデザインとなっており、眺めているだけで楽しくなる一本ではないでしょうか。
またケースサイドのリューズガードとラグ間の切れ込み、ストラップとケースを繋ぐプロットの装飾が鮮烈な印象ですね。こちらもミュージックエディションにちなんでおり、前者はミキサーのフェーダー、後者はジャックプラグをイメージしているとのことです。