カルティエのマストは久々にパリから発信された若くてクールな時計だ。そのシンプルな美しさには見た目以上の魅力があることを、本誌デザインコラムニストが解説する。
2月下旬の雨の日、私は5番街にあるカルティエの煌びやかなニューヨーク旗艦店に足を運んだ。店内は木々で覆われ、まるで古い図書館(本の代わりにジュエリーが置かれている)のようだ。ダイヤモンドをちりばめたケース、繊細なプロポーション、フローラルな香水のひと吹きに価値を置く、淑やかな貴族たちのための上品なブランド。私がいつも心に抱いているカルティエを物理的に体現しているように見えた。
しかしもちろん、最近このブランドはより広い層の人々に愛用されている。広すぎるほどに。そのため、店内にはナイトクラブ風の赤いロープが張り巡らされ、私たちは列に並ぶ必要があったほどだ。
カルティエ スーパーコピー タンクアメリカン MM W2620030
カテゴリー カルティエ スーパーコピー タンク(新品)
型番 W2620030
機械 自動巻き
材質名 ピンクゴールド
タイプ ユニセックス
文字盤色 ホワイト
文字盤特徴 ローマ
ケースサイズ 41.6×22.6mm
機能 デイト表示
付属品 内・外箱
ギャランティー
私はカルティエの名声を築いたゴールドのジュエリーとは対極にある、ある品を探しに来た。1977年に発表され、昨年の春に復刻されたステンレススティール製のシンプルなクォーツ時計、タンク マストを探していたのだ。
マストは華美というわけではないが、印象的な時計だ。カルティエのほかのタンクシリーズが独自の華やかな魅力を備えているのとは異なり、マストの最大の特長は控えめであることだ。この時計には飾り気がない。文字盤は、1970年代後半から80年代初頭のパワースーツを思わせるリッチな色調。ディープバーガンディ、ネイビー、エメラルド、そして染め抜かれたアリゲーターストラップがそれにマッチしている。ゴールドのケースではなく、ステンレススティールが文字盤を包み込み、カルティエの多くのタイムピースに欠けているカジュアルさを与えている。ブルーのビジューをあしらった少し尖ったリューズは、時計のほかの部分から浮いているものの、対比として不思議な効果を発揮している。クラシックでありながら古臭さを感じさせず、モダンでありながら渋さを感じさせるデザイン。初めて見た瞬間、私はこの時計が欲しいと思った。
2022年 カルティエ新作 サントス デュモン WSSA0032
サントス デュモン
Ref:WSSA0032
ケースサイズ:46.6×33.9mm(XLサイズ)
ケース厚:7.5mm
ケース素材:スティール
ストラップ:ネイビーブルーアリゲーター
ムーブメント:手巻き、Cal.430 MC(マニュファクチュール)、約38時間パワーリザーブ、毎時21,600振動、18石
仕様:時・分表示、リューズにブルーシンセティック スピネルカボション
店内を歩き回り、金やダイヤモンドが並んだガラスケースを眺めていたが、マストは見つからなかった。店員さんにどこに行ったらあるかと尋ねると、彼は机の上の書類から目を離さずに「もう何ヵ月も前から売り切れです」とあっさり言った。「いつ入荷するのかもわからないです」。明らかに、以前にも聞かれたことのある様子だった。
マストのシリーズは2021年春の発売以来、比較的手頃な価格帯とヴィンテージ風のさりげない美しさで、大人気となっている。3月30日、カルティエはこの成功にあやかるべく、漆黒の新バージョンを発表した。新しいマストは、1970年代のオリジナルデザインに回帰したものだ。バーガンディ、ブルー、グリーンの鮮やかさな3本に並び、ブラックは控えめながらふさわしい相棒となるだろう。カルティエのイメージ/スタイル/ヘリテージ部門のディレクター、ピエール・ライネロ氏は、「私たちにとって、ブラックは当然の選択でした」と語る。「ホワイトメタルやイエローゴールドと組み合わせたブラックは素晴らしく、エレガンスの証です」
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