LVMHグループ入りする前のタグホイヤー時代に登場した復刻モデルの「カレラ」は、1996年に限定モデルとしてデビューしたものの、人気が高かったためかその後レギュラーモデル化されたという経緯があります。
そして、2000年には黒文字盤の見た目が変更され、その際サーモンピンク文字盤が追加されています。
この復刻モデル世代のカレラは、1964年版に忠実なクラシカル感が売りでありますが、そこに追加されたサーモンピンクは、当時としては異色な存在だったといえます。
要素だけで考えると、“クラシカル”と“サーモンピンク”は合わないとなるわけですが、筆者としては、その組み合わせが意外と良く見え、好意的に捉えていました。
ただ、いざ「買う」という立場になったら、サーモンピンク文字盤に手を出す勇気はなかったわけで、筆者は銀文字盤を購入。そういった購買行動は、筆者に限らず多かったと思います。
ですから、現在の中古市場において、このサーモンピンク文字盤(CS3113)は、最も希少なカレラとなっており、2年に1度ぐらいの頻度でしか登場しない、激レアなモデルであるわけです。
そんなCS3113でありますが、今年は不思議と2本が市場に登場。近頃といえば、この世代の復刻カレラの相場が上がっているわけですが、CS3113の現在水準はどうなっているかというと、約63万円という様子。
やはり、復刻カレラのSSモデルとしては、最も高い水準となっているわけです。
復刻カレラは、1996年にデビューした後2001年頃をもって生産終了となっています。
タグホイヤー コピー カレラ キャリバーホイヤー02 クロノグラフ45mm CBG2A90.FT6173
2019年にカレラ キャリバーホイヤー01クロノグラフが新たに【カレラ キャリバーホイヤー02 クロノグラフ】にフルモデルチェンジしました。
ケースとタキメーターベゼルには耐傷性・耐久性に優れたマット仕上げのブラック・セラミックを採用し、ムーブメントにはホイヤー01が50時間パワーリザーブであったのに対して、80時間ものロングパワーリザーブを誇る垂直クラッチ式クロノグラフムーブメントの『ホイヤー02』を新たに搭載。
文字盤のデザインもホイヤー01が縦3つ目のクロノグラフであったのに対して、ホイヤー02はバランスの良い、下3つ目のクロノグラフとなりました。文字盤もスケルトン仕様となっており、スポーティかつメカニックな印象です。
上記がクロノグラフのラインナップであるわけですが、2001年頃にこの世代の復刻カレラが生産終了となったため、2000年デビューモデルが最も生産年が短い傾向があるわけです。
そして、サーモンピンク文字盤は、その見た目のイレギュラー感からあまり選択する人が多くなかったと推測でき、中古流通量はかなり少なめ。だから、現在の中古市場では2年に1度出るか否かというほどレアな存在となっているわけです。
ちなみに、サーモンピンク文字盤が、なぜ復刻カレラに登場したかというと、当時のタグホイヤーがこの色の文字盤を積極的にいろんなモデルに採用していたからだと思います。
その頃のキリウムやS/elといったタグホイヤーを見ると、このCS3113と同じ色合いの文字盤があります。
サーモンピンク文字盤2000年頃において、最新カラーという感覚がありました。